「前の店が営業していたので大丈夫ですよね?」は危険です
旅館業・風俗営業・深夜営業の相談で、非常によくある言葉があります。
それが、
「前の店が営業していたので大丈夫ですよね?」
というものです。
特に、
- バー
- ラウンジ
- コンカフェ
- スナック
- シーシャ店
- 簡易宿所
- 民泊
などでは、居抜き物件を利用するケースが非常に多くあります。
確かに、居抜き物件にはメリットがあります。
- 初期費用を抑えやすい
- 内装を活かせる
- 開業スピードが早い
- 設備を流用できる
などです。
しかし実際には、
「前の店が営業できていた」
ことと、
「あなたが許可を取れる」
ことは、別問題です。
ここを勘違いしたまま進めると、後から大きな問題になるケースがあります。
居抜き物件で本当に多いトラブル
実際の相談でかなり多いのが、
「こんなはずではなかった」
というケースです。
例えば、
- 前店舗の構造が違っていた
- 無届改装があった
- 図面と現況が違った
- 消防設備が不足していた
- 用途変更が必要だった
などです。
つまり、
“営業していた事実”
だけでは、安全確認にはなりません。
むしろ、居抜きだからこそ、事前確認が重要になります。
「同じ業態」でも違うケースがあります
ここもかなり重要です。
例えば、
- バー → コンカフェ
- スナック → ラウンジ
- 飲食店 → 簡易宿所
- カフェ → シーシャバー
などです。
一見すると似た業態に見えます。
しかし、実際には、
- 営業方法
- 接客内容
- 営業時間
- 客席配置
- 店舗構造
などが変わると、必要になる整理も変わります。
つまり、
「前もバーだったから大丈夫」
とは限らないのです。
風俗営業では「見通し」が問題になることがあります
風俗営業系で特に多いのが、
見通し問題
です。
例えば、
- 区画変更
- パーテーション追加
- 半個室化
- カーテン設置
などです。
前店舗では問題がなかったとしても、
営業方法変更によって問題になるケースがあります。
特に最近は、
- コンカフェ
- ガールズバー
- 韓国系バー
など、営業スタイルが多様化しています。
そのため、
「内装はそのまま使えると思っていた」
というケースでも、実際には修正が必要になることがあります。
照度問題も非常に多いです
風俗営業では、
照度
も重要です。
そして、居抜き物件でかなり多いのが、
「前の店の照明をそのまま使おうと思った」
というケースです。
しかし実際には、
- 営業内容
- 客席構成
- 店舗構造
などによって、必要になる考え方が変わるケースがあります。
特に、
- 間接照明中心
- 暗めの演出
- 半個室演出
などは注意が必要です。
「無届改装」が隠れているケース
居抜き物件で怖いのが、
無届改装
です。
例えば、
- 勝手に壁を作っていた
- 区画変更していた
- 用途変更していた
- 客席を増やしていた
などです。
そして怖いのは、
現オーナーも把握していないケース
があることです。
つまり、
「前の店が営業していたから問題ない」
ではなく、
「現在の状態を確認する」
必要があります。
旅館業では「建物そのもの」が問題になることがあります
旅館業・簡易宿所・民泊では、さらに注意が必要です。
例えば、
- 建築確認
- 検査済証
- 増築履歴
- 用途変更
- 消防設備
などです。
特に古い建物では、
- 図面と現況が違う
- 増築履歴不明
- 用途が曖昧
というケースがあります。
つまり、
居抜きだから簡単
ではありません。
むしろ、古い建物ほど慎重確認が必要です。
最近かなり重要な「施設外玄関帳場」
旅館業で最近特に重要なのが、
施設外玄関帳場
です。
例えば、
- 鍵受渡
- 緊急時対応
- 宿泊者対応
- 苦情対応
など、管理体制が重要になります。
そして、
「建物条件は問題なかった」
にもかかわらず、
施設外玄関帳場で止まる
ケースがあります。
つまり、旅館業では、
“建物”だけではなく、
“運営体制”
も重要なのです。
消防設備が想像以上に高額になるケース
居抜き物件でかなり多いのが、
「設備はそのまま使えると思っていた」
というケースです。
しかし実際には、
- 自動火災報知設備
- 誘導灯
- 非常用照明
- 火災通報装置
などが追加で必要になるケースがあります。
さらに、
- 電気工事
- 配線工事
- 電話回線
- 電気容量変更
などが必要になることもあります。
つまり、
「居抜き=安く済む」
とは限らないのです。
「とりあえず契約」が一番危険です
かなり多いのが、
「人気物件だったので、とりあえず押さえました」
というケースです。
しかし、居抜き物件では、
- 契約後
- 工事後
- 営業準備後
に問題が発覚するケースがあります。
そして、契約後は、
- 後戻りが難しい
- 家賃が発生する
- 工事費が動く
- 開業予定が決まっている
ため、修正コストが大きくなります。
だからこそ、
契約前確認
が非常に重要です。
「もっと早く相談すれば…」は本当に多いです
実際の相談でかなり多いのが、
「もっと早く相談すればよかった」
というケースです。
例えば、
- 契約後に構造問題発覚
- 工事後に消防追加
- 風俗営業で見通し問題
- 旅館業で施設外玄関帳場問題
などです。
居抜き物件は、
“そのまま使える”
と思われがちです。
しかし実際には、
“確認すべきことが多い”
のです。
居抜き物件こそ「事前調査」が重要です
特に重要なのは、
- 契約前
- 設計前
- 工事前
です。
この段階で、
- 用途
- 構造
- 消防
- 営業形態
- 管理体制
などを整理する必要があります。
つまり、
「契約する前に、見せてください。」
ということです。
行政書士高見裕樹事務所では
当事務所では、旅館業・風俗営業・深夜営業について、単なる申請代行ではなく、物件段階からサポートしています。
対応内容の一例
- 居抜き物件事前調査
- 用途確認
- 構造確認
- 消防事前相談
- 保健所事前相談
- 風俗営業事前相談
- 施設外玄関帳場整理
- 図面チェック
- 許可申請・届出
石川・富山・福井対応。
バー・コンカフェ・ラウンジ・簡易宿所・民泊などのご相談も増えています。
まずは契約前にご相談ください
居抜き物件では、
- 契約後
- 工事後
- 開業準備後
になるほど、修正が難しくなるケースがあります。
だからこそ、
「契約する前に、見せてください。」
物件選定段階からのご相談をおすすめしています。
行政書士高見裕樹事務所
〒921-8145
石川県金沢市額谷3丁目2番地 和峰ビル1階北
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