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旅館業・民泊で消防が通らないのはどんな時か?|よくある5つの原因

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旅館業や民泊では、「消防で止まった」という相談が非常に多いです。

特に古い戸建てや小規模な建物では、「これくらいなら大丈夫だろう」と思っていた部分が問題になることがあります。

一般住宅として使うのであれば問題ない建物でも、宿泊施設として使う場合には、安全面の観点から求められる条件が変わります。

そのため、旅館業や民泊では、消防設備が大きなポイントになります。

消防設備は、建物の規模や構造、階数、部屋数によって必要な内容が変わります。

「小さい建物だから大丈夫だろう」と思っていても、実際には想像以上に設備が必要になるケースがあります。

また、消防設備は後から追加しようとすると高額になりやすいため、できるだけ早い段階で確認することが重要です。

今回は、旅館業や民泊で消防が通らないよくある原因について詳しく解説します。

1.自動火災報知設備が必要になる

旅館業や民泊では、一定規模以上になると自動火災報知設備が必要になります。

自動火災報知設備とは、火災が発生した際に煙や熱を感知し、警報を鳴らす設備です。

一般住宅では設置されていないことが多いですが、宿泊施設になると必要になることがあります。

特に、

・2階建て以上 ・客室数が多い ・延床面積が大きい ・古い木造建物

こうした建物では、自動火災報知設備が必要になることがあります。

自動火災報知設備は、配線工事や機器設置が必要になるため、思った以上に費用がかかります。

古い建物では、壁や天井の中に配線を通しづらいこともあり、工事費が高くなることがあります。

「小規模な宿だから、そこまで必要ないと思っていた」という方も多いですが、実際には数十万円単位の費用がかかることがあります。

2.誘導灯が必要になる

避難口には、誘導灯が必要になることがあります。

誘導灯とは、非常時に避難方向を示す緑色の照明です。

商業施設やホテルでは当たり前に付いていますが、小規模な宿泊施設では見落とされがちです。

特に、

・2階以上に客室がある ・避難経路が複雑 ・廊下が長い ・建物の出入口が分かりにくい

こうした建物では、誘導灯が必要になることがあります。

また、誘導灯は設置するだけではなく、配線や非常電源の確保も必要になることがあります。

古い建物では、電気配線のやり直しが必要になることもあります。

そのため、「誘導灯くらいすぐ付けられるだろう」と考えていると、思った以上に工事が大きくなることがあります。

3.避難経路に問題がある

旅館業や民泊で最も多いのが、避難経路に関する問題です。

一般住宅では問題ない間取りでも、宿泊施設になると避難経路が厳しく見られます。

特に問題になりやすいのは、

・廊下幅が狭い ・階段が急すぎる ・行き止まりが多い ・窓が小さい ・避難方向が悪い ・避難器具を設置する場所がない

こうしたケースです。

昔ながらの古民家や町家では、狭い廊下や急な階段がそのまま残っていることがあります。

住宅として使うのであれば問題ありませんが、宿泊施設として使う場合は安全性が求められます。

また、2階を客室にする場合は、避難器具や避難ハッチなどが必要になることもあります。

こうした設備を後から追加するとなると、かなり大掛かりな工事になることがあります。

4.内装制限が必要になる

旅館業や民泊では、壁紙や天井材などの内装制限が必要になることがあります。

特に古い木造建物では、燃えやすい材料が多く使われていることがあります。

そのため、

・壁紙を防火仕様にする ・天井材を変更する ・一部を不燃材にする

こうした対応が必要になることがあります。

見た目には問題がなくても、消防の観点では改善が必要になることがあります。

また、リフォーム済みの建物でも、使用している材料によっては追加工事が必要になることがあります。

「せっかく内装をきれいにしたのに、やり直しになった」というケースも少なくありません。

そのため、内装工事をする前に、消防設備業者や行政と相談しておくことが重要です。

5.火災通報装置のためにアナログ電話回線が必要になる

旅館業では、火災通報装置の設置が必要になることがあります。

火災通報装置とは、火災発生時に消防へ自動通報する設備です。

最近は固定電話を引かない建物も多いため、ここで問題になることがあります。

火災通報装置は、アナログ電話回線が必要になるケースがあります。

そのため、

・固定電話回線を新たに引く ・回線工事をする ・月額料金が発生する

こうした追加費用が発生することがあります。

「Wi-Fiだけで十分だと思っていた」「スマホがあればいいと思っていた」という方も多いですが、消防設備の関係ではアナログ電話回線が必要になることがあります。

消防設備は工事前に確認しないと危険

消防設備は、工事前に確認しないと危険です。

工事が終わった後に、「この建物では自動火災報知設備が必要です」「誘導灯を付けてください」「避難経路を変えてください」と言われると、大きな追加費用が発生します。

例えば、

・壁を壊して配線を通す ・階段位置を変える ・避難器具を追加する ・内装をやり直す

こうした工事が必要になることがあります。

そのため、旅館業や民泊では、工事前に消防設備業者や行政と相談しておくことが非常に重要です。

まとめ

旅館業や民泊では、消防で止まるケースが非常に多いです。

特に多いのは、

・自動火災報知設備 ・誘導灯 ・避難経路 ・内装制限 ・火災通報装置

です。

小規模な建物でも、思った以上に設備が必要になることがあります。

また、消防設備は後から追加しようとすると高額になりやすいため、できるだけ早い段階で確認することが重要です。

旅館業や民泊は、工事してから相談するより、工事する前に相談した方が安全です。

契約する前に、見せてください。

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