「書類はそろっているのに、なぜか話が進まない」
「窓口で聞くたびに回答が変わる」
石川・富山・福井で許認可の相談を受けていると、
こうした声を非常によく聞きます。
そして、こうした案件の多くに共通するのが、
書類作成を先に進めてしまっている
という点です。
実務上、
旅館業・民泊・風俗営業・深夜酒類提供・無店舗型性風俗特殊営業などの許認可は、
書類を出す前の段階で、結果の9割が決まります。
この記事では、
- なぜ事前協議がそこまで重要なのか
- 事前協議で何を整理するのか
- 北陸3県で特に意識すべきポイント
を、行政実務の視点から解説します。
許可は「書類審査」ではなく「計画審査」
多くの方が誤解しているのが、
書類をきちんと作れば、あとは審査してもらえる
というイメージです。
しかし、実際の行政実務は違います。
- この場所で
- この建物で
- この営業内容を
- この形でやって問題ないか
という 「計画そのもの」 が問われています。
書類は、
その計画を説明するためのツールにすぎません。
事前協議とは何をするのか
事前協議とは、
単に「聞きに行く」ことではありません。
実務上行っているのは、次のような作業です。
- 計画内容の整理
- 法令上の該当性の確認
- グレーゾーンの線引き
- 行政側の懸念点の洗い出し
これを 書類を出す前に 行います。
ここで方向性が合えば、
申請はスムーズに進みます。
逆に、
ここを飛ばすと、
後から軌道修正ができなくなります。
窓口は一つではない
北陸3県での許認可では、
関係する行政機関が複数にまたがります。
例として、
旅館業・簡易宿所
- 保健所(旅館業法)
- 消防署(消防法)
- 市町村(建築基準・用途地域)
風俗営業・深夜酒類提供
- 警察署・公安委員会
- 市町村(用途地域)
- 消防署
これらを バラバラに確認しても意味がありません。
重要なのは、
全体として成立するか
を同時に見ていくことです。
なぜ「後出し修正」が通用しないのか
許認可の現場では、
- 建物の構造
- 店舗レイアウト
- 営業方法
が、
すべて連動しています。
一部を変更すると、
別の法令に影響が出ます。
そのため、
とりあえず出して、
指摘があったら直す
という進め方は、
ほぼ確実に行き詰まります。
北陸3県で特に重要なポイント
石川・富山・福井では、
次の点が特に重要です。
- 建物が古いケースが多い
- 木造・町家案件が多い
- 用途変更の履歴が曖昧な物件が多い
このため、
- 建築基準
- 消防
- 用途地域
の整理を
机上ではなく、実務レベルで行う必要があります。
行政との「交渉」ではない
事前協議というと、
「行政と交渉する」と思われがちですが、
これは正確ではありません。
実際にやっているのは、
- 計画を正しく説明する
- 問題点を事前に把握する
- 通る形に計画を調整する
という作業です。
押し通すことではなく、すり合わせること
が重要です。
事前協議を軽視した結果、よくある失敗
実務で多いのは、次のようなケースです。
- 工事が終わってからNGが出る
- 契約後に使えないことが分かる
- 許可が下りず、計画自体を断念
これらはすべて、
事前に分かっていれば防げた失敗
です。
許認可は「段取り」で決まる
北陸3県での許認可業務を通じて感じるのは、
許可が通るかどうかは、
書類の出来ではなく、
段取りで決まる
という点です。
- どの順番で
- どの行政と
- 何を確認するか
これが整理できていれば、
申請は結果として通ります。
北陸3県で許認可を検討している方へ
もし、
- 何から始めればいいか分からない
- 窓口対応に不安がある
- 計画が途中で止まるのが怖い
そう感じているなら、
書類に入る前の段階で整理することをおすすめします。
許認可は、
最初の一手でほぼ決まります。
【ご相談はこちら】
石川・富山・福井での
旅館業・民泊・風俗営業・各種許認可について、
行政との事前協議を含めて
実務ベースで整理します。
【行政書士高見裕樹事務所】
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