はじめに|「その時は大丈夫だと思っていた」
相続・契約の相談で、
実際に多く聞く言葉があります。
あの時、公正証書を作っておけばよかった
まさか、こんなことになるとは思わなかった
トラブルの多くは、
悪意ではなく「油断」や「後回し」 から始まります。
この記事では、
金沢市・石川県で実際に多い
**「公正証書を作らなかったことで起きた実例」**を、
分野別に紹介します。
※すべて、
事前に公正証書を作っていれば防げたケースです。
実例①|親族間の金銭貸借「貸したはずが、贈与と言われた」
事案概要
- 親が子に500万円を貸した
- 書面なし、口約束のみ
- 返済は「そのうち」と言われ続けた
起きた問題
- 他の兄弟から
「それは生前贈与だ」と主張された - 返済請求ができない
- 相続時に争いへ発展
なぜ防げなかったか
- 返済期限・利息の定めがない
- 書面がない
- 第三者に説明できない
公正証書があれば…
- 貸付であることが明確
- 相続人全員に説明可能
- 強制執行条項も検討できた
実例②|兄弟間の立替金「払うと言ったのに、無かったことに」
事案概要
- 兄が親の介護費用を立替
- 弟が「後で半分払う」と約束
- 書面なし
起きた問題
- 親の死亡後、弟が支払いを拒否
- 「そんな約束はしていない」と主張
なぜ防げなかったか
- 約束の証拠がない
- 感情論になり話し合い不能
公正証書があれば…
- 債務承認が明確
- 相続後も請求可能
- 家族関係の悪化を防げた
実例③|任意後見を作らず、判断能力低下後に手遅れ
事案概要
- 高齢の母
- 元気なうちは「まだ必要ない」と判断
- 数年後、認知症を発症
起きた問題
- 任意後見契約が作れない
- 法定後見を申立
- 家庭裁判所が後見人を選任
結果
- 家族以外の後見人が就任
- 自由な財産管理ができない
- 毎年報告義務・費用負担
公正証書があれば…
- 任意後見人を自分で指定できた
- 望まない後見人を避けられた
実例④|死後事務を決めておらず、誰も動けなかった
事案概要
- 独身・子なし
- 親族と疎遠
- 口頭で「よろしく頼む」と言っていた
起きた問題
- 死後、葬儀・納骨が進まない
- 行政手続きが滞る
- 親族間で押し付け合い
結果
- 費用トラブル
- 関係者が疲弊
公正証書があれば…
- 誰が何をするか明確
- 費用の出所も明確
- 混乱を防げた
実例⑤|事業者間契約「逃げられて終わり」
事案概要
- 知人経営者に資金貸付
- 返済は事業収益から
- 書面は簡易メモのみ
起きた問題
- 事業が失敗
- 相手が音信不通
なぜ回収できないか
- 契約内容が曖昧
- 強制力がない
公正証書があれば…
- 強制執行が可能
- 早期対応ができた
共通点|「人を信じた」ことが原因ではない
これらの実例に共通するのは、
- 相手を信じていた
- 家族だから大丈夫と思った
- 面倒で後回しにした
という 人として自然な判断 です。
問題は、
信頼と法的備えを混同したこと
にあります。
「公正証書を作る=揉める前提」ではない
よくある誤解です。
公正証書は、
- 不信感の表れ
ではなく - 認識を一致させる手段
です。
実務では、
作っていたから揉めなかった
というケースの方が、
圧倒的に多いのが現実です。
迷っている方へ|今が一番早いタイミング
- まだ揉めていない
- まだ元気
- まだ関係が良好
この状態こそ、
公正証書を作るベストタイミングです。
まとめ
- 公正証書を作らなかったことで多くのトラブルが起きている
- 金銭・後見・死後事務は特に要注意
- 口約束は証拠にならない
- 後悔は「後」では遅い
- 迷ったら事前相談が最善
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行政書士高見裕樹事務所
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