個人売買で名義変更するには？｜出張封印を活用したスムーズな手続き

2025年11月06日

― 親族・友人・ネット取引で車を譲り受けたときの正しい登録方法 ―

個人売買で名義変更するには？｜出張封印を活用したスムーズな手続き【行政書士解説】

1．はじめに｜「ディーラー以外で車を買ったけど、手続きが分からない」

最近は、中古車販売店を介さずに、
友人・親族・ネット（メルカリ・ヤフオクなど）で車を譲り受けるケースが増えています。

しかし、個人売買では

「名義変更はどうすればいい？」
「ナンバーをそのまま使える？」
「封印って自分で外していいの？」

といった疑問が多く寄せられます。

この記事では、一般の方でも理解できるように、
個人売買の名義変更の流れと、出張封印を使った簡単な方法を分かりやすく解説します。

2．名義変更とは？｜車の「所有者」を正式に変える手続き

車の名義変更とは、車検証上の「所有者」「使用者」を新しい人に変更することです。
この手続きをしないと、以下のようなトラブルが起こります。

自動車税の請求が前の持ち主に届く
駐車違反の通知が旧所有者に送られる
売買証明がなく、後で所有権を証明できない

つまり、車を譲る・譲り受けるときには、必ず名義変更が必要です。

3．個人売買と業者販売の違い

区分	販売店から購入	個人売買（親族・友人・ネット）
手続き	販売店が代行	自分または行政書士が行う
書類	販売店が準備	売主・買主がそれぞれ用意
封印	陸運局で実施	出張封印が利用可能
責任関係	契約・保証あり	当事者間の取り決め

つまり、個人売買では「販売店がやってくれる部分」を自分たちで進める必要があります。
ただし、行政書士に依頼すれば同じ手続きを安全・確実に完結できます。

4．個人売買での名義変更に必要な書類

🟠 売主が用意するもの

車検証
譲渡証明書（実印押印）
印鑑証明書（発行から3か月以内）
委任状（代理申請時のみ）

🟢 買主が用意するもの

印鑑証明書
車庫証明書（新住所での使用場所）
自動車保管場所証明（警察署発行）
委任状（行政書士に依頼する場合）

これらの書類を揃えて、陸運局で申請します。
しかし、実際には車を陸運局まで運ぶのが大変――そこで登場するのが「出張封印」です。

5．出張封印とは？｜陸運局に行かずに名義変更できる仕組み

出張封印とは、

行政書士が利用者の自宅や車庫に訪問して、現地でナンバープレートを封印する制度。

通常、名義変更の際には車を陸運局に持ち込み、
登録官がリアナンバーに「封印キャップ」を取り付けます。

しかし、出張封印を利用すれば、
行政書士が陸運局に代わってあなたの駐車場でその場で封印を行えます。

6．出張封印の流れ（個人売買のケース）

手順	内容	担当
① 相談・見積もり	電話・フォームから依頼内容確認	行政書士
② 書類の収集	売主・買主から必要書類を受領	行政書士
③ 陸運局で登録	名義変更を代行申請	行政書士
④ 新ナンバー受領	陸運局から新ナンバーを受け取る	行政書士
⑤ 出張封印	現地で車台番号確認→封印取付	行政書士
⑥ 完了報告	登録完了の報告・新車検証を納品	行政書士

🚗 ポイント：
利用者は車を動かす必要がなく、家や会社で待っているだけでOK。
最短で2〜3日で名義変更が完了します。

7．親族間・友人間の名義変更で注意すべき点

✅ 名義変更は「譲渡証明書」が必須

たとえ親子・兄弟でも、「口約束」だけでは名義は変わりません。
必ず譲渡証明書に実印を押印し、印鑑証明書を添付します。

✅ 税金・保険の切替時期に注意

自動車税・自賠責保険は、登録月で自動的に移転します。
保険会社への名義変更連絡も忘れずに行いましょう。

✅ 車庫証明の住所が一致しているか確認

車検証上の住所と異なる場合、必ず新しい車庫証明を取得してから申請します。

8．よくある質問Q&A

Q1. 名義変更にかかる期間は？
→ 書類がそろっていれば2〜3日で完了します（封印含む）。

Q2. 封印は自分で外していい？
→ 封印は「国家の証印」です。自分で外すと罰則対象になるため、行政書士に依頼してください。

Q3. 県外ナンバーの車でも依頼できる？
→ はい。石川県に転入・転居する場合も対応可能です。事前に管轄陸運局との調整を行います。

Q4. 土日でも対応してもらえますか？
→ 予約制で対応可能です。納車や引き渡しに合わせたスケジュール調整ができます。

9．実例紹介①｜親子間での名義変更（石川県金沢市）

父親が使っていた普通車を、息子さんが譲り受けたケース。

車庫証明を息子さん名義で取得
父親の印鑑証明と譲渡証明書を行政書士が預かり
陸運局で名義変更→翌日、自宅で出張封印

📍かかった期間：3日
📍費用：13,200円（税込）＋ナンバー実費1,500円

「仕事を休まずに済んだ」「書類を全部やってくれて助かった」との声。

10．実例紹介②｜友人間での軽自動車売買（野々市市）

軽自動車は封印が不要ですが、名義変更と税申告を代行。

車検証・譲渡証明を受領
運輸支局ではなく「軽自動車検査協会」で手続き
翌日には車検証が新名義で発行

軽自動車でも、住所変更・使用者変更が必要なため、行政書士による一括対応が便利です。

11．行政書士に依頼するメリット５つ

メリット	内容
① 書類の不備ゼロ	印鑑証明・譲渡証明の確認を代行
② 陸運局に行かなくていい	出張封印で車を動かさず完結
③ 納期が早い	最短2〜3日で登録完了
④ 安心・確実	国家資格者による法令遵守
⑤ 相続・法人車両など複雑案件にも対応	すべてワンストップで手続き可能

12．費用の目安（税込）

手続き内容	行政書士報酬	備考
個人売買の名義変更（出張封印込み）	13,200円～	一般的な乗用車
住所変更のみ	11,000円～	管轄内変更
相続による名義変更	16,500円～	戸籍確認・書類収集含む
車庫証明代行	7,700円～	金沢・白山・野々市エリア対応

※ナンバープレート代・法定手数料別途1,500円前後

複数台の同時依頼（家族・法人）は割引対応可能です。

13．対応エリア（石川県）

行政書士高見裕樹事務所では、以下の地域で出張封印・名義変更に対応しています。

対応地域	主な対応内容
金沢市	個人売買・親族間譲渡・相続
野々市市	軽自動車登録・車庫証明
白山市	法人車両登録・複数台一括依頼
小松市・能美市	ディーラー・中古車業者サポート
津幡町・内灘町	個人宅・自宅駐車場での封印対応

📍石川県全域で「持ち込み不要の名義変更」を実現しています。

14．まとめ｜“個人売買でも安心して乗れる”ために

個人売買の車は、手続きが自己責任です。
「名義変更を後でやろう」はトラブルのもと。

出張封印を活用すれば、

陸運局に行かずに
書類の不備なく
数日で名義変更が完了

行政書士高見裕樹事務所では、
石川県（金沢・野々市・白山・小松など）で
個人売買・親族間・相続・法人車両まで幅広く対応しています。

安心・確実な名義変更は、専門家にお任せください。

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