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「自分でやるのは危険?|風俗営業許可の申請が難しい理由と行政書士に依頼するメリット」

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“自分でやるのは危険?”|風俗営業許可の申請が難しい理由


はじめに

風俗営業許可の取得を検討している方からよく聞くのが、
「書類を集めて警察署に出せばいいんでしょ?」という声です。

確かに表面的には「申請書を作成して警察署に提出する」という流れに見えます。
しかし実際に挑戦してみると、多くの方が途中で挫折するか、申請が差し戻されて時間をロスしています。

風俗営業許可は、行政書士の間でも“最も難しい部類に入る申請”といわれています。
その理由は、単なる書類作成にとどまらず、建築・消防・警察といった複数の機関との調整が求められるからです。

この記事では、風俗営業許可を「自分でやろう」と考えている方が直面する壁、申請の複雑さ、失敗した場合のリスク、そして専門家に依頼することで得られるメリットを徹底的に解説していきます。


1. 書類の分量と複雑さ

まず最初の壁は「提出書類の多さ」です。

風俗営業許可の申請書一式は、数十ページに及びます。しかも、その多くは一般の方にとってなじみのない形式や専門的な要素を含んでいます。

主な提出書類例

  • 許可申請書
  • 営業所の平面図・求積図・照度分布図
  • 賃貸借契約書の写し(所有権証明)
  • 住民票・印鑑証明・履歴事項全部証明書
  • 誓約書(反社会的勢力排除に関するものなど)
  • 従業員名簿・管理者選任届

これらは単なるコピー提出では済まず、形式や内容に細かいルールがあります。
たとえば図面は「CADで正確に作成する必要がある」「縮尺が合っていないと差し戻される」など、専門知識がなければクリアできません。


2. 建築・消防・警察との調整が必須

次に立ちはだかるのが、複数機関との調整です。

建築関係

営業所がある建物が風営に適しているかを確認する必要があります。

  • 用途地域(商業地域でなければ不可のケース多数)
  • 建築基準法違反の有無
  • 避難経路や出入口の位置

消防関係

消防署による基準適合が求められます。

  • 非常口の有無・避難誘導灯の設置
  • 火災報知器やスプリンクラーの基準適合
  • 消防計画書との整合性

警察関係

生活安全課とのやりとりが中心です。

  • 接待行為の有無
  • 客室の見通し確保
  • 出入口の数や構造の適合性

つまり「書類を作る」だけでなく、建築・消防・警察という3つの窓口をまたいで調整を行う必要があるのです。


3. 一度の不備で数週間遅れるリスク

石川県の場合、風俗営業許可の標準処理期間は約55日です。
しかし、これは「書類に不備がない」ことを前提とした期間です。

よくある不備例

  • 平面図の寸法が建物と一致していない
  • 消防設備の設置証明が不足
  • 賃貸借契約書に「風俗営業可」の明記がない
  • 法人登記簿謄本の役員住所が最新でない

こうした不備があると、再提出を求められます。
再提出=数週間のロス。

オープン予定日が迫っている場合、家賃や人件費だけが先行し、営業開始が遅れて大きな損失につながるのです。


4. 無許可営業のリスクは想像以上に大きい

「とりあえずオープンしてから許可を取ればいい」と考える方もいますが、これは極めて危険です。

  • 無許可営業は 2年以下の懲役または200万円以下の罰金
  • 悪質と判断されれば営業停止・店舗閉鎖命令
  • ビルのオーナーに知られれば即時契約解除の可能性

つまり「許可が出るまでの間に営業する」こと自体が大きなリスクを抱える行為です。


5. 行政書士に依頼するメリット

ここまでの流れを読んで「とても自分ではできない」と感じた方も多いでしょう。

実際、風俗営業許可を自力で完遂する方はごくわずかです。

行政書士に依頼することで、次のようなメリットが得られます。

① 書類不備をゼロにできる

行政書士は警察署が求める「通る書類」の形式を熟知しています。
無駄な差し戻しを防ぎ、最短で許可取得を目指せます。

② 建築・消防・警察との調整を代行

複雑なやりとりをすべて代理で行い、依頼者は必要最低限の確認だけで済みます。

③ 開業スケジュールを逆算管理

店舗オープン予定日から逆算し、いつまでに何をすべきかを計画的に管理。
「人件費が先行するだけでオープンできない」という事態を防ぎます。

④ アフターフォローも万全

  • 変更届出(構造変更・管理者変更など)
  • 深夜酒類提供飲食店営業の届出
  • 追加業種の許可申請

開業後も継続的にサポートできるのが専門家の強みです。


6. 依頼費用と費用対効果

気になるのは「費用」ですが、実は自分で挑戦して失敗した場合の損失に比べると、専門家報酬は決して高くありません。

例:金沢市でキャバクラ(1号許可・20坪未満)の場合

  • 警察署申請手数料:24,000円
  • 行政書士報酬:198,000円〜
  • 図面作成費:55,000円
  • 実費:約5,000円

合計:約28万円〜(税込)

一度差し戻しで1〜2か月遅れれば、家賃・人件費だけで数十万円以上のロス。
確実に許可を得られる道を選ぶ方が、結果的にコストを抑えられます。


まとめ

風俗営業許可の申請は、表面上は「書類提出」ですが、実際には建築・消防・警察との調整を伴う非常に複雑な手続きです。

  • 書類の分量と複雑さ
  • 複数機関との調整
  • 一度の不備で数週間遅れるリスク
  • 無許可営業による刑事罰や営業停止

こうしたリスクを避けるためにも、最初から専門家に依頼するのが安全かつ確実です。

行政書士高見裕樹事務所では、石川県を中心に北陸三県で風俗営業許可申請を多数サポートしています。
「オープン日に間に合わせたい」「とにかく丸ごと任せたい」という方は、ぜひご相談ください。


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