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「開業に必要な許認可を徹底解説!|申請は行政書士高見裕樹事務所にお任せ」

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“知らなかった”では済まない!|開業に必要な許認可の調べ方


1. はじめに

お店や事務所を開業するとき、多くの方が真っ先に思い浮かべるのは「資金」と「物件探し」です。
しかし、実務で一番トラブルになるのは、実は 「許認可申請」 です。

「飲食店なら営業許可を取ればいいんでしょ?」
「美容室は保健所に届け出れば開業できるんでしょ?」

こうした“なんとなくの理解”で準備を進めてしまい、オープン直前で「基準を満たさず営業できない」と行政からストップをかけられるケースは少なくありません。内装工事を終えた後に消防設備の不備が発覚して追加費用が発生したり、用途地域の制限により営業不可になったりと、数百万単位の損失につながる例も実際にあります。

開業には必ず「業種ごとに必要な許認可」が存在します。そしてその許認可は、物件選びや工事内容に深く関わるため、最初の段階から把握しておかなければなりません。

この記事では、石川県を中心に北陸三県で開業支援を行ってきた行政書士高見裕樹事務所が、開業に必要な許認可の調べ方と実務の注意点を解説します。


2. 許認可申請がなぜ重要なのか

2-1. 無許可営業は法律違反

飲食店、美容室、旅館業、風俗営業などの多くは、法律で「営業には許可が必要」と明記されています。
無許可営業を行えば、行政処分や罰金、場合によっては刑事罰の対象になることもあります。

2-2. 許可基準は業種ごとに大きく違う

同じ「店舗」であっても、飲食店と美容室では基準も管轄も全く異なります。
さらに、建築基準法や消防法の規制も絡むため、物件探しや工事計画と同時進行で考えなければ、後戻りができなくなります。

2-3. 許可が下りなければ開業できない

営業許可がなければ、どれだけ物件を整えてもお客様を受け入れることはできません。
つまり「知らなかった」では済まされず、開業日や事業計画にも直接的な影響を与えるのです。


3. 業種ごとに必要な許認可の具体例

ここからは、代表的な業種別に必要となる許認可を整理します。

3-1. 飲食店

  • 飲食店営業許可(食品衛生法)
    • 厨房のシンクは2槽以上、手洗い場は独立設置、給湯設備必須
    • 冷蔵庫や食材保管庫の区分けも必要
  • 深夜酒類提供飲食店営業開始届(風営法)
    • 金沢市では午前0時以降に営業する場合は必須
    • キャバクラなどの風俗営業許可とは併用不可

3-2. 美容室・理容室

  • 美容所開設届(美容師法)
    • シャンプー台、消毒設備、待合スペースの設置など
  • 理容所開設届(理容師法)
    • 基準は美容とほぼ同じだが、管轄は同じく保健所

3-3. 旅館業・簡易宿所

  • 旅館業許可(旅館業法)
    • 客室数、トイレ・浴室設備、消防設備、フロント設置義務など
  • 簡易宿所営業許可
    • アパートの1室や古民家でも可能
    • 消防署との事前協議が非常に重要

3-4. 風俗営業(接待・遊興関係)

  • 風俗営業許可(1号〜5号)
    • キャバクラ、ラウンジ、スナック(接待あり)、パチンコ店、ゲームセンターなど
  • 照度基準、客室の見通し、用途地域の制限があり、図面要件も厳格
  • 石川県では許可までに約55日を要するため、オープンスケジュールに直結

3-5. 小売業(酒類販売など)

  • 酒類販売業免許(国税庁管轄)
    • 店舗販売・通信販売のどちらかを選んで申請
    • 販売計画や在庫管理の体制整備が求められる

3-6. 建設業・リフォーム業

  • 建設業許可
    • 500万円以上の工事を請け負う場合に必須
    • 経営業務管理責任者、専任技術者の要件あり
  • 特にリフォーム業を始める際は要注意

4. 許認可調査を怠った失敗事例

4-1. 厨房基準を満たさず追加工事

居酒屋を開業予定だったが、シンクの数が基準に満たず、追加工事費用が150万円発生。

4-2. 用途地域を確認せず契約

スナックを開業予定だったが、住居専用地域にあり風俗営業許可が下りず、契約解除で違約金を負担。

4-3. 許可取得期間を誤算

キャバクラの開業を予定していたが、許可に55日かかることを知らず、オープンを2か月遅らせて大きな機会損失。

結論:契約・工事前に許認可の調査を行うことが不可欠です。


5. 行政書士に依頼するメリット

  1. 必要な許認可を事前に洗い出せる
    • 業種・立地に応じた一覧を提示
  2. 複雑な書類作成を代行
    • 申請書、添付図面、定款、登記事項証明書などを一括対応
  3. 行政との調整を任せられる
    • 保健所・消防署・警察署・建築指導課といった複数窓口とのやり取りを代行
  4. 開業スケジュールを守れる
    • オープン日から逆算して許可取得を計画

6. ワンストップ開業支援の流れ

行政書士高見裕樹事務所では、次のような流れでサポートしています。

  1. ヒアリング(業種・事業内容・希望立地)
  2. 物件調査(ふちどり不動産と連携)
  3. 許認可要件の洗い出し
  4. 申請書類作成・提出
  5. 消防・保健所・警察との調整
  6. 内装工事(Kプランニングが対応)
  7. 許可取得・開業へ

この流れを一括で任せられるため、余計なロスを最小限に抑えることができます。


7. 実例紹介

飲食店開業の例

金沢市で居酒屋を開きたいという依頼。

  • 商業地域のテナントを紹介
  • 飲食店営業許可を申請
  • 午前0時以降の営業があるため深夜酒類提供届も提出
  • 内装工事をKプランニングで対応し、予定通りオープン

簡易宿所開業の例

県外から金沢へ移住して宿泊事業を始めたいという相談。

  • アパートの1室を簡易宿所として活用
  • 消防署と事前協議を重ねて設備を設置
  • 旅館業許可を取得し、地域密着型の宿泊施設としてスタート

8. まとめ

  • 開業には必ず許認可のハードルがある
  • 業種ごとに必要な許可を理解し、物件選びや工事と同時並行で進めることが重要
  • 行政書士高見裕樹事務所は、不動産(ふちどり不動産)・工事(Kプランニング)と連携し、ワンストップで開業支援が可能

開業を考えている方は、まず許認可の確認から始めてみてください。


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