
技術・人文知識・国際業務ビザ(技人国)【不許可事例・再申請編】
典型NGパターンとリカバリー戦略
はじめに
「申請したのに不許可になってしまった」
実は、技人国ビザは 不許可率が比較的高い 在留資格です。
しかし、不許可理由を把握し、適切な再申請戦略を取れば、許可を得られるケースも少なくありません。
よくある不許可理由
- 学歴と職務の関連性が弱い
- 会社の事業実体が不明瞭
- 給与が日本人と比べ低すぎる
- 書類間に矛盾がある
再申請のための対策
- 職務内容の再設計:「作業」→「専門性・意思決定」へ修正
- 関連性の補強:大学のシラバス、研究テーマ、職務経歴証明を活用
- 会社実態の証明:事務所写真、契約書、取引先証明を添付
- 給与根拠の提示:就業規則や賃金テーブルで客観的に説明
ケーススタディ
- 飲食店店長職:接客中心→数値管理・衛生管理を強調し許可
- 赤字会社:受注内示書や資金繰り計画を補足し許可
- 留学生の切替:アルバイト逸脱疑義を整理し、再発防止策を提出して許可
不許可通知後の対応
- 理由を確認(ヒアリング)
- 資料補強した上で再申請
- 在留期限を過ぎないよう速やかに動く
まとめ
不許可は終わりではなく「改善のチャンス」。
論点を正しく理解すれば、再申請で許可が得られる可能性は十分あります。