
技術・人文知識・国際業務ビザ(技人国)【申請実務編】
内定〜入社までの段取りと書き方完全ガイド
はじめに
「内定は出したけど、どんな書類が必要?」「入社日から逆算していつ申請すべき?」
石川県の企業が初めて外国人材を採用する際に最も困るのは “実務の段取り” です。
本記事では、採用から入社までの流れを、職務記述書の書き方や申請書類の作り方を含めて徹底解説します。
逆算スケジュール
- 内定通知 → 職務内容の設計
- 雇用契約締結(給与・条件を日本人同等に)
- 書類収集(会社・本人双方)
- 入管へ申請(認定/変更/更新)
- 審査(1〜3か月)
- 在留カード交付 → 入社
職務記述書(JD)の作成例
ポジション:システムエンジニア
業務目的:社内業務の効率化システム開発
主業務:
- 要件定義
- プログラム設計・開発
- テスト・運用保守
必須条件:情報工学専攻または実務経験3年以上
👉 ポイント:「作業」ではなく「意思決定」「企画」を盛り込む。
会社側の提出書類
- 登記事項証明書
- 決算書
- 社会保険加入証憑
- 会社案内・組織図
雇用条件の書き方
- 月給、賞与、残業代、各種手当を細かく明記
- 日本人社員と同等水準であることを証明
ケースごとの留意点
- 認定申請:海外在住者を招聘する場合 → 渡航予定から逆算
- 変更申請:留学からの切替 → 卒業証明と職務内容の一致が重要
- 更新申請:職務の継続性、納税・社保の適正性を確認
まとめ
申請実務編では「逆算」「職務設計」「給与水準」の3点が最重要。
書類の整合性を意識して準備しましょう。