開業時に必要な許認可一覧|飲食店・宿泊業・夜営業・酒類販売を行政書士が解説
「お店を出したい」
「宿を始めたい」
「お酒を販売したい」
「独立して事業を始めたい」
そのようなご相談をいただくことが増えています。
しかし、開業準備を進める中で、
- 何の許可が必要なのか分からない
- 物件を契約してから許可が必要だと知った
- 工事が終わってから営業できないことが分かった
というケースも少なくありません。
実際、開業時の失敗の多くは、
「許認可を知らなかった」
ことが原因です。
今回は、開業時によく必要となる許認可について解説します。
なぜ許認可が重要なのか
許認可は単なる手続きではありません。
許可がなければ営業そのものができません。
例えば、
- 飲食店営業許可がない飲食店
- 旅館業許可がない宿泊施設
- 酒類販売免許がない酒販売
は原則として営業できません。
また、
許認可によっては物件選びの段階から影響します。
そのため、
開業準備の最初に確認するべき事項の一つです。
飲食店を始める場合
まず最も相談が多いのが飲食店です。
飲食店営業許可
飲食店を営業する場合、
保健所の飲食店営業許可が必要になります。
対象となる例
- 居酒屋
- レストラン
- カフェ
- バー
- ラーメン店
- 焼肉店
など
主な確認事項
- 手洗い設備
- シンク
- 換気設備
- 冷蔵設備
- 客席と厨房の区画
など
保健所の基準を満たす必要があります。
夜営業を始める場合
夜営業では追加の届出や許可が必要になることがあります。
深夜酒類提供飲食店届出
午前0時以降に酒類を提供する場合、
警察署への届出が必要になるケースがあります。
対象例
- バー
- ダイニングバー
- シーシャバー
- ワインバー
など
注意点
用途地域によっては営業できません。
そのため、
物件契約前の確認が重要です。
風俗営業許可が必要な場合
同じ夜営業でも、
接待を伴う場合は風俗営業許可が必要になります。
風俗営業許可(1号営業)
対象例
- キャバクラ
- ラウンジ
- クラブ
- ホストクラブ
など
よくある誤解
飲食店営業許可だけでは営業できません。
風俗営業許可が必要です。
また、
深夜酒類提供飲食店届出と風俗営業許可は全く別の制度です。
宿を始める場合
近年最も相談が増えている分野の一つです。
旅館業許可(簡易宿所)
対象例
- 一棟貸し宿
- 古民家宿
- ゲストハウス
- 町家宿
など
主な協議先
- 保健所
- 消防署
- 建築関係部署
など
注意点
物件を契約してからでは遅いケースがあります。
必ず事前調査を行いましょう。
民泊を始める場合
旅館業以外に、
住宅宿泊事業(民泊)という制度があります。
民泊届出
対象例
- 空き家活用
- 自宅活用
- 投資物件活用
など
注意点
年間180日制限があります。
そのため、
本格的な宿泊事業では旅館業許可が有利なケースもあります。
お酒を販売したい場合
意外と見落とされるのが酒類販売免許です。
酒類販売免許
酒類を販売する場合、
原則として税務署の免許が必要です。
対象例
- 酒屋
- ワインショップ
- 日本酒販売
- ネット通販
- ECサイト販売
など
注意点
飲食店営業許可では酒類販売はできません。
ここを誤解される方が多いです。
宿泊施設でお酒を販売する場合
最近増えている相談です。
例えば、
- 古民家宿
- 一棟貸し施設
- グランピング施設
などで、
地酒を販売したいというケースがあります。
販売方法によっては、
酒類販売免許が必要になる場合があります。
事前に確認が必要です。
法人設立は必要か
開業相談でよく聞かれる質問です。
個人事業
メリット
- 手続きが簡単
- 設立費用が安い
法人
メリット
- 信用力
- 資金調達
- 事業拡大
など
業種や事業規模によって判断する必要があります。
建設業の場合
工事業を行う場合、
建設業許可が必要になることがあります。
建設業許可
一定金額以上の工事を請け負う場合に必要
対象例
- リフォーム業
- 塗装業
- 電気工事業
- 内装工事業
など
開業時によくある失敗例
ケース1
物件契約後に営業できないことが判明
ケース2
用途地域で営業不可
ケース3
消防設備費が予想以上だった
ケース4
酒類販売免許が必要と知らなかった
ケース5
深夜営業の届出を忘れていた
いずれも事前相談で回避できる可能性があります。
行政書士に相談するメリット
許認可は、
申請書を提出するだけの仕事ではありません。
実際には、
- 物件調査
- 行政協議
- スケジュール管理
- 必要書類作成
などが重要になります。
開業後に問題が発生するより、
開業前に確認する方が圧倒的にコストを抑えられます。
当事務所で対応している主な開業支援
当事務所では、
以下のような開業支援を行っています。
宿を始める
- 旅館業許可
- 民泊届出
店を出す
- 飲食店営業許可
- 深夜酒類提供飲食店届出
- 風俗営業許可
酒を売る
- 酒類販売免許
工事をする
- 建設業許可
法人を作る
- 法人設立サポート
開業時に必要な許認可をワンストップでサポートしています。
まとめ
開業には夢があります。
しかし、
許認可を知らないまま進めると、
大きな時間と費用を失うことがあります。
特に重要なのは、
物件契約前に相談すること
です。
契約後に
「営業できません」
となってしまうと取り返しがつきません。
開業を検討されている方は、
まずは許認可の確認から始めることをおすすめします。
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行政書士高見裕樹事務所
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