「買うか借りるか」で迷う人が一番多い
旅館業(簡易宿所)や民泊を検討している方から、
かなりの頻度で聞かれるのがこれです。
「物件は買った方がいいですか?借りた方がいいですか?」
結論から言います。
結論|どちらが良いかではなく「どちらが成立するか」で判断
・購入の方が自由そう
・賃貸の方がリスク低そう
こういう考え方だと失敗します。
正しくは、
「この事業が成立する条件に合うか」
で判断します。
賃貸の特徴とリスク
まずは賃貸からです。
■メリット
・初期投資が少ない
・撤退しやすい
・スピード感がある
■デメリット
ここが重要です。
■① 契約制限
・用途制限
・転貸禁止
・営業制限
大家さんの承諾が必要になることが多く、
「そもそもできない」
ケースがあります。
■② 原状回復リスク
・内装工事
・設備設置
→退去時に原状回復
結果として、
数百万円単位の負担になることも
■③ 許可前提で契約してしまう
これが一番危険です。
・契約
・工事
・その後に相談
→許可不可
購入の特徴とリスク
次に購入です。
■メリット
・自由度が高い
・長期運用が可能
・資産になる
■デメリット
■① 用途リスク
・用途地域
・建築基準
購入してから
「この用途では使えない」
となるケースがあります。
■② 再建築・構造リスク
・再建築不可
・違法建築
・既存不適格
これに当たると、
どうにもならない
ケースもあります。
■③ 投資回収リスク
・初期投資が大きい
・回収まで時間がかかる
実務的に多い失敗パターン
■パターン①
「とりあえず賃貸で始める」
→許可不可
→解約できない
■パターン②
「購入すれば自由だと思っていた」
→用途NG
→使えない
■パターン③
「契約優先」
→後から詰む
判断基準はこれ
ではどう判断すべきか。
■基準①|用途的に成立するか
・用途地域
・建築用途
■基準②|構造的に対応できるか
・避難経路
・設備設置
■基準③|契約条件
(賃貸の場合)
・用途可否
・承諾
■基準④|投資回収
・収益性
・運用体制
金沢市での注意点
金沢市では、
■特徴
・エリア差が大きい
・条例の影響がある
■中心部
・成立しやすい
・競争もある
■郊外
・成立はするが収益が厳しい
「どちらが正解か」は人による
■購入向きの人
・長期運用したい
・資産として持ちたい
・資金余力がある
■賃貸向きの人
・まず試したい
・リスクを抑えたい
・短期で判断したい
ただし共通して重要なこと
ここが一番大事です。
■契約前に判断する
・契約してから相談
では遅いです
・契約前に確認する
これがすべてです
正しい流れ
①事業モデル決定
②事前相談
③物件選定
④契約
⑤設計・申請
この順番で進めると、
・無駄な出費
・失敗
ほぼ防げます。
実務でのリアル
正直なところ、
・賃貸でも失敗する
・購入でも失敗する
ただし、
■違い
事前に相談しているかどうか
これだけで結果が変わります。
結論|判断は「物件を見る前」にする
・買うか借りるか
ではなく
「この事業が成立するか」
これを先に判断することが重要です。
■まとめ
・購入か賃貸かは結果論
・先に成立条件を見る
・契約前がすべて
・金沢市はエリア差に注意
■お問い合わせ
旅館業(簡易宿所)・民泊は、
「物件選びで8割決まる」分野です。
・買うべきか借りるべきか迷っている
・この物件で成立するか知りたい
・契約前にチェックしてほしい
こういったご相談は、
契約前の段階でご連絡ください。
行政書士高見裕樹事務所では、
・物件適合性チェック
・契約内容の確認
・許認可の実現可能性判断
まで対応しています。
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