警察・保健所・消防はどこから相談?|許可が通る人の正しい順番
はじめに|「全部回りました」が、逆に失敗のサイン
初回相談で、よくこう言われます。
「警察、保健所、消防は一通り回りました」
「それぞれで話は聞いています」
一見、しっかり準備しているように見えますが、
**実務的には“かなり危険な状態”**です。
なぜなら、
- 行政は縦割り
- それぞれ立場・判断基準が違う
- 発言の前提条件が共有されていない
にもかかわらず、
「順番」と「整理」をせずに相談してしまっている からです。
結論|相談順を間違えると「後戻りできない」
最初に結論を出します。
許可が通る人の基本的な順番
- 全体整理(用途地域・業態整理)
- 建築・構造の確認
- 消防
- 警察 or 保健所
- 最終調整
この順番を飛ばすと、
- 「それはもう前提が違います」
- 「話が変わってきますね」
- 「最初からやり直しです」
という地獄が待っています。
なぜ「いきなり行政に行く」と失敗するのか
多くの方は、
- 早く答えが欲しい
- 無料で聞ける
- 行政が正解を教えてくれる
と思って、
いきなり窓口に行きます。
しかし行政は、
- コンサルではない
- 全体設計はしてくれない
- その場の質問にしか答えない
つまり、
前提がズレていれば
そのズレた前提で話が進む
ということになります。
失敗例①|消防に先に行ってしまったケース
よくあるパターンです。
- 物件が決まる
- 「とりあえず消防へ」
- 消防設備の話が先行
結果どうなるか。
- 本来不要な設備まで検討
- 工事見積が膨らむ
- 後で「業態が違う」と判明
消防は「業態確定後」に行く場所です。
失敗例②|警察に先に行ってしまったケース
風俗営業・深夜酒類提供で多い失敗です。
- 接待するか曖昧なまま相談
- 営業時間も未確定
- 内装図面も未整理
警察としては、
「それなら風俗ですね」
「その構造では無理です」
としか言えません。
後から、
- 実は接待しない
- 営業形態を変えたい
と言っても、
「最初の説明」が残ってしまう のが現実です。
正しいスタート地点①|用途地域・条例の確認
まず最初にやるべきことは、
用途地域と条例の整理です。
- その場所で
- その業態が
- そもそも可能か
これが分からないまま進めるのは、
地図を持たずに山に入るようなものです。
正しいスタート地点②|業態の言語化
次に重要なのが、
「何をする店なのか」を言語化することです。
- 接待の有無
- 営業時間
- 主な客層
- 店舗の使い方
これが曖昧なままだと、
どの行政に行っても回答がブレます。
消防は「構造と規模」が固まってから
消防に行くタイミングは明確です。
- 図面がある
- 面積が確定
- 業態が決まっている
この状態で行くと、
- 必要な設備
- 不要な設備
- 工事範囲
がかなり正確に見えてきます。
警察・保健所は「最後の詰め」
警察・保健所は、
- 最終確認
- 運用すり合わせ
の場です。
ここで初めて、
- 「この内容ならOK」
- 「ここは調整が必要」
という話になります。
「順番」を管理する人が必要な理由
ここまで読んでいただくと分かると思いますが、
- 行政は悪くない
- 相談者も悪くない
- ただ「交通整理役」がいない
これが最大の問題です。
行政書士の役割は、
- 書類を書くこと
- 代わりに行くこと
ではなく、
👉 順番と前提条件を管理すること
です。
行政書士高見裕樹事務所の進め方
当事務所では、
- いきなり窓口に行かせません
- まず情報を一度すべて集約します
- 相談内容を整理したうえで同行・調整します
結果として、
- 話が二転三転しない
- 行政対応がスムーズ
- 無駄な工事が減る
状態を作ります。
まとめ|行政相談は「順番」が9割
許認可は、
- 知識量より
- 経験より
順番と段取りが結果を左右します。
先に動くほど、失敗しやすい
整理してから動くほど、通りやすい
これは、ほぼ例外がありません。
【事務所情報】
行政書士高見裕樹事務所
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