
物件選びからサポート!|開業に最適な不動産の見つけ方
1. はじめに:開業準備の第一歩は「物件選び」から
お店を始めたい、事業を立ち上げたいと考えたとき、最初に直面するのが「どこで営業するか」という問題です。
特に飲食店、美容室、旅館業、簡易宿所、さらには風俗営業などの店舗型ビジネスでは、物件選びが開業の成否を大きく左右します。
「とりあえず安い空き店舗を借りて、後から必要な手続きをしよう」
「立地がよさそうだからすぐ契約してしまおう」
こうした判断が後に大きなトラブルや無駄な出費につながるケースは少なくありません。
行政書士高見裕樹事務所では、不動産部門である「ふちどり不動産」と連携し、さらに自社施工が可能な「株式会社Kプランニング」と組み合わせることで、物件探しから許認可申請、内装工事までをワンストップで支援しています。
この記事では、これまでの実務経験を踏まえながら「開業に最適な不動産の見つけ方」を徹底的に解説していきます。
2. なぜ物件選びが開業の成功を左右するのか
開業に向けて大切な要素は「資金」「人材」「商品やサービス」などたくさんありますが、その中でも物件は特に重要です。理由は大きく3つあります。
2-1. 立地が集客力を決定づける
飲食店や美容室は「立地産業」と言われるほど場所が命です。
人通りが多い場所、駐車場の有無、近隣の競合店舗、ターゲット顧客の生活動線など、細かく見ていく必要があります。
2-2. 契約条件が経営に直結する
不動産契約は一度締結すると数年間は継続することが多く、解約や原状回復の条件を見誤ると、退去時に数百万円単位の負担が発生することもあります。
また「定期借家契約」で更新がなく突然退去を迫られるリスクもあり、契約内容の確認は必須です。
2-3. 許認可要件を満たさなければ開業できない
物件が見つかっても、許認可が下りなければ営業できません。
用途地域、建築基準法、消防法などに抵触すれば、追加工事や申請却下につながります。
つまり「借りたけど営業できない」という最悪のケースが起こり得るのです。
3. 物件選びで確認すべき法律上のポイント
3-1. 用途地域の確認
都市計画法に基づき、土地は「用途地域」に区分されています。
例えば、
- 商業地域 → 飲食店、旅館業、風俗営業がしやすい
- 住居専用地域 → 風俗営業は不可、飲食店も制限あり
- 工業地域 → 飲食店は可だが旅館業は不可の場合あり
石川県金沢市でも同様に用途地域が細かく分けられており、事前に都市計画課で確認することが重要です。
3-2. 建築基準法の規制
建物が建築基準法に適合していない場合、許可が下りない可能性があります。
- 建築確認済証や検査済証があるか
- 違法建築部分がないか
- 容積率や建ぺい率に問題がないか
融資の審査でも違法建築はマイナス要因になるため、必ず確認が必要です。
3-3. 消防法の基準
店舗には消防法に基づく設備が求められます。
- 飲食店:厨房ダクト、消火器、避難経路
- 旅館業・簡易宿所:自動火災報知設備、誘導灯、避難経路図
- 風俗営業:一定の照度基準、避難経路の確保
消防署の立入検査で不備が見つかると、工事や営業開始が遅れます。
4. よくある失敗事例とその教訓
実務の現場では「物件選びを間違えた」ことで多額の損失が出ることがあります。
4-1. 用途地域の見落とし
スナック開業予定で契約したが、住居専用地域だったため風俗営業許可が下りず、契約解除に。違約金数十万円を負担。
4-2. 消防設備不足
改装工事を終えてから消防検査で不適合とされ、追加工事費用が200万円以上かかったケース。
4-3. 契約条件の理解不足
定期借家契約で更新できず、2年で退去を迫られた例。内装費用が回収できず赤字に。
教訓:契約前に必ず専門家に相談することが必要です。
5. ワンストップサポートの強み
行政書士高見裕樹事務所の特徴は、物件探しから許認可申請、内装工事までをワンストップで支援できることです。
- ふちどり不動産:物件の仲介、立地調査、契約条件確認
- 行政書士高見裕樹事務所:用途地域、許認可要件の確認、各種申請代行
- 株式会社Kプランニング:内装工事、消防設備工事、改装デザイン対応
これにより、開業準備の中で発生しやすい「担当者同士の連絡ミス」や「二度手間」を防ぎ、開業スケジュールを確実に守れる体制を整えています。
6. 実例紹介
6-1. 飲食店開業のケース
金沢市で居酒屋を開業したいという依頼。
ふちどり不動産が商業地域のテナントを紹介し、行政書士が飲食店営業許可+深夜酒類提供届を申請。Kプランニングが内装工事を行い、オープンまでスムーズに進行。
6-2. 簡易宿所のケース
県外から金沢に移住し、アパートの1室を簡易宿所として活用したいという相談。
用途地域の確認から消防署との事前協議、旅館業許可申請までを一括で対応。改装工事も含めて約4か月で開業に至った。
7. まとめ
- 開業の第一歩は「物件選び」であり、成功か失敗かを決定づける。
- 用途地域・建築基準法・消防法を確認せずに契約すると、大きなリスクを背負う。
- 行政書士高見裕樹事務所は、ふちどり不動産・Kプランニングと連携し、物件+許認可+工事を一括サポートできる数少ない事務所である。
開業を考えている方は、まずはお気軽にご相談ください。
✅ お問い合わせ先
行政書士高見裕樹事務所
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