
風俗営業許可は専門家に任せるべき?|行政書士に依頼する安心感
はじめに
スナックやラウンジを開業したいと考えたとき、まず立ちはだかるのが 風俗営業許可の取得 です。
「申請書を出せばすぐに許可が下りるのでは?」と思う方もいますが、実際はそう簡単ではありません。
風俗営業許可は、法律に基づいた厳格な審査を経て交付されるため、書類の量も多く、関係機関との調整も複雑です。特に石川県(金沢市など)では、申請から許可まで約55日かかるのが一般的。そこに「図面作成」「消防確認」「建築要件」などの準備が加わるため、全体では3〜4か月のスケジュールが必要です。
では、この煩雑な手続きを「自分でやるか」「専門家に依頼するか」。
結論からいえば、専門家(行政書士)に依頼するのが圧倒的に安心で効率的です。本記事ではその理由を詳しく解説します。
風俗営業許可申請の難しさとは?
書類の量と複雑さ
風俗営業許可では、次のような膨大な書類が必要です。
- 申請書一式(営業の方法、申請者情報)
- 住民票・身分証明書・誓約書
- 法人の場合は登記事項証明書・役員全員の書類
- 物件の登記事項証明書または使用承諾書
- 図面(平面図・求積図・照度分布図・見通し図・避難経路図)
- 周辺状況図(学校・病院からの距離を証明)
1枚でも不備があれば「受理不可」となり、申請自体がスタートしません。
図面・設備基準のハードル
- 客室の見通し要件(個室や高すぎるパーテーションはNG)
- 照度基準(条例で定められたルクス以上を確保)
- 出入口・避難経路(塞がれていないか、幅が十分か)
これらは素人判断では難しく、設計や工事の段階から基準を意識する必要があります。
警察署・消防・建築との調整の難しさ
風俗営業許可の窓口は「警察署生活安全課」
しかし、実際にチェックされるのは警察だけではありません。
- 消防署:火災報知器・誘導灯・消火器の設置
- 建築指導課:用途地域や建築基準法適合性
- 保健所:飲食店営業許可を併せて取得する場合
それぞれの部署が別々に基準を持ち、見解が食い違うことも珍しくありません。
👉 申請者本人がこれを全部調整しようとすると、「たらい回し」状態になり、時間ばかりかかるのです。
開業スケジュールを崩さないためのサポート
石川県の場合、申請受理から許可交付まで約55日。
ここに「図面作成・工事・消防確認」を入れると、最低でも3か月前から準備開始しなければ、予定通りオープンできません。
もし書類不備で申請が差し戻されれば、その分だけ開業が遅れ、家賃や人件費が無駄になります。
行政書士は、
- オープン希望日から逆算したスケジュールを設計
- 各工程(物件契約・工事着工・申請提出・検査)の期限を明確化
- 工事業者や不動産オーナーとの調整もサポート
することで、「開業日を守る」ための進行管理役になります。
自分で申請した場合のリスク
ケース①:図面不備で差戻し
自作の図面で申請 → 警察から「見通し不良」と指摘 → 工事やり直し → 追加費用70万円+開業1か月延期。
ケース②:距離制限の見落とし
学校から100m以内にある物件で契約 → 許可不可 → 違約金と前家賃で数十万円損失。
ケース③:消防設備不備
消火器や誘導灯の設置不足 → 検査不合格 → 再工事で開業遅延。
👉 自分で進めて「安く済ませたつもり」が、結果的に大きな損失につながる例は少なくありません。
専門家に依頼するメリット
① 書類作成を丸ごと任せられる
行政書士は、風俗営業許可の申請書類を専門に扱います。漏れや不備を防ぎ、最初から「受理される形」に整えられます。
② 警察署・消防・建築との調整を代行
部署ごとに指摘される内容を一本化し、矛盾や二度手間を防ぎます。
③ 開業スケジュールを逆算して管理
「いつまでに何をすればよいか」を示し、オープン日を守るための行程表を作成します。
④ 専門知識によるリスク回避
用途地域の確認、距離制限のチェック、図面適合性の確認などを事前に行い、契約や工事の無駄を防ぎます。
⑤ 精神的な安心感
「自分でやって間違えていたらどうしよう」という不安から解放され、事業準備に集中できます。
費用と効果
行政書士への依頼料は数十万円程度かかります。
しかし、
- 書類不備でやり直し → 数十万円の家賃・工事ロス
- 許可不可 → 物件違約金・初期投資の損失
を考えれば、依頼料は保険料のようなものです。
特に初めて開業する方にとっては「安心してオープンできる」こと自体が最大の効果といえます。
石川県(金沢市)での実務ポイント
- 申請から許可まで約55日(繁忙期はさらに延びることも)
- 看板掲示義務:金沢市では申請前に1〜2か月の看板掲示が必要
- 条例の独自要件:地域ごとに細かなルールが異なる
- 北陸三県対応:富山・福井でも同様に、立地条件や距離制限の条例確認が必要
👉 地方ごとの条例差を踏まえて進めるのは、専門家でなければ難しい部分です。
まとめ
- 風俗営業許可は、書類・図面・設備要件が複雑で、素人判断はリスクが大きい
- 警察署・消防・建築の調整が必要で、申請者本人だと「たらい回し」になりがち
- 石川県では許可まで55日、開業日から逆算した計画が必須
- 行政書士に依頼すれば、申請の確実性・スケジュール管理・精神的安心感を得られる
- 費用はかかるが、無駄な損失を防ぐための投資と考えるべき
お問い合わせ
行政書士高見裕樹事務所では、風俗営業許可の申請をトータルでサポートしています。
- 書類作成代行
- 図面作成・設備基準チェック
- 警察署・消防・建築との調整代行
- 開業スケジュール逆算サポート
北陸三県(石川・富山・福井)対応可能です。
📞 電話:076-203-9314
✉ お問い合わせフォーム:https://takami-gs.com/contact/
「自分でやろうとしたけれど不安」「申請が間に合うか確認してほしい」という初歩的なご相談も歓迎します。