
石川県で実際にあった居抜き物件の風俗営業許可トラブル集|契約前に知っておくべき落とし穴
スナックやラウンジを開業しようとするとき、人気なのが 「居抜き物件」。
内装やカウンターがそのまま使えるため初期投資を抑えられ、すぐに開業できそうに思えます。
しかし、石川県(金沢市・小松市・白山市・野々市市・能美市)での実務経験から断言できるのは、「居抜きだから楽」「以前スナックだったから安心」= 大きな誤解 だということ。
居抜き物件こそ、風俗営業許可に関するトラブルが多く、開業が遅れたり、追加費用がかさんだり、最悪の場合は営業自体を断念せざるを得ないケースもあります。
この記事では、石川県内で実際に起きた居抜き物件に関するトラブル事例を紹介し、契約前に絶対確認すべきポイントをまとめました。
1. 金沢市|「以前スナックだったから大丈夫」と思い込み、不許可に
事例
金沢市片町の繁華街で、以前はスナックとして営業していた物件を借りたAさん。
「前もスナックだったから、許可もすぐに下りるだろう」と安心して契約しました。
しかし、実際に申請すると 周辺に新しく学童クラブ(児童福祉施設)ができていた ことが判明。
結果、保護対象施設との距離制限に抵触し、許可は不許可に。
教訓
- 過去に営業していた実績 ≠ 今も営業できる保証
- 周辺環境の変化(学校・児童施設の新設)でNGになるケースがある
2. 小松市|図面と現況の不一致で再申請
事例
小松市でラウンジを開業予定だったBさん。
前オーナーから図面をもらい「そのまま出せばいい」と思い申請したところ、警察の現地調査で 内装が改修されており図面と不一致。
差し戻しを受け、CADで新たに図面を作り直し、さらに面積比率の調整工事まで必要に。結果、オープンが2か月遅延。
教訓
- 図面は現況を反映した最新のものを作成必須
- 面積比率(客室部分1/2以上)を満たさなければならない
3. 白山市|住宅地に近すぎて営業不可
事例
白山市でスナックを開業しようとしたCさん。
居抜き物件で内装も整っており、費用も安かったためすぐ契約。
しかし、調査の結果 用途地域が「第一種住居地域」 であり、風俗営業自体が認められない場所であることが判明。
結局、許可は下りず、違約金を支払って解約することに。
教訓
- 契約前に必ず用途地域を確認する
- 住居系用途地域では基本的に風俗営業は不可
4. 野々市市|照明不足で検査不合格
事例
野々市市の居抜きスナックを借りたDさん。
内装は綺麗に残っており安心して申請。
ところが警察の立会検査で、照度が基準(20ルクス以上)を下回っている と指摘され、不合格。
急遽、照明を増設して再検査を受ける羽目になり、追加費用30万円+開業遅延1か月。
教訓
- 照明の光度は必ず事前に測定
- 居抜きの照明設備は老朽化しているケースが多い
5. 能美市|防音不足で近隣トラブル
事例
能美市でカラオケ付きスナックを居抜きで開業したEさん。
申請は通ったものの、防音対策が甘く近隣から苦情が殺到。
警察からも「指導」が入り、最終的に追加で防音工事を実施。費用は100万円以上に膨らみ、資金計画が狂ってしまった。
教訓
- 防音は許可取得後のトラブル防止にも直結
- 居抜き物件こそ、事前に音響・防音チェックが必須
6. 共通する落とし穴
以上の事例から見えてくる「居抜き物件トラブルの共通点」は以下の通りです。
- 用途地域や立地規制を確認せず契約
- 前オーナーの図面をそのまま使った
- 消防・照明・防音など設備をチェックしていない
- 「前も営業していたから安心」と思い込んだ
👉 居抜き物件はコストを抑えるチャンスですが、調査不足が致命的な失敗を招く典型的なケースです。
7. 契約前にやるべきこと
- 用途地域・立地の確認
行政書士や市役所で調査し、営業可能かどうかチェック。 - 図面の現況確認
必ず新しい図面を作り直す。 - 消防・照明・防音のチェック
検査前に自分で光度計・消防点検を実施するのが安心。 - 契約書に特約を入れる
「風営許可が下りなかった場合は解約可能」としておく。
8. 行政書士に依頼するメリット
- 契約前に物件調査を代行
- 図面作成・修正を正確に対応
- 警察・消防との調整をスムーズに
- 開業スケジュールを逆算して管理
当事務所では、石川県(金沢市・小松市・白山市・野々市市・能美市)で数多くの風俗営業許可をサポートしてきました。
居抜き物件特有のリスクも熟知しているため、「契約前に相談していれば防げた」トラブルを未然に回避 できます。
9. まとめ
- 居抜き物件は魅力的だが、風営許可のトラブルが非常に多い
- 金沢市・小松市・白山市・野々市市・能美市でも「用途地域・図面不一致・設備不足」で失敗事例多数
- 契約前の調査が最重要。特約条項でリスクを減らす
- 行政書士に相談することで、開業準備をスムーズに進められる
👉 行政書士高見裕樹事務所 お問い合わせフォーム
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