「物件を契約したので、旅館業許可をお願いします。」
旅館業許可に関するお問い合わせの中で、このようなご相談をいただくことがあります。
もちろん、物件契約後でも許可申請のお手伝いをすることは可能です。
しかし、私はご相談を受けるたびに、
「もう少し早くご相談いただけていれば…」
と思うことがあります。
なぜなら、旅館業許可では、申請書を作成することよりも、物件選びの方が重要だからです。
今回は、当事務所が「物件契約前のご相談」をおすすめしている理由についてお話しします。
行政書士の仕事は申請書を作ることだけではありません
「行政書士=申請書を書く人」
というイメージをお持ちの方も多いと思います。
もちろん、申請書の作成は重要な業務です。
しかし、旅館業許可では、それ以前に確認しなければならないことが数多くあります。
例えば、
- この建物で営業できるのか
- 必要な消防設備は何か
- 建築上の問題はないか
- 保健所の基準を満たせるか
これらを確認しないまま申請を進めることはできません。
つまり、旅館業許可は「書類を作れば終わる仕事」ではないのです。
契約後では選択肢が少なくなる
物件契約前であれば、
「この物件は難しそうなので、別の物件を探しましょう。」
という提案もできます。
しかし、契約後になると、
- 売買契約
- 賃貸借契約
- 仲介手数料
- 手付金
など、多くの費用が発生しています。
さらに、
リフォーム工事が始まっているケースもあります。
その段階で問題が見つかると、
計画全体を見直さなければならないこともあります。
「安い物件」が結果的に高くなることも
「価格が安かったので購入しました。」
このようなお話もよく伺います。
しかし、
購入価格だけで判断すると危険です。
例えば、
- 消防設備の設置
- 建物の改修
- 図面の作成
- 設備の更新
など、
想定していなかった費用が発生することがあります。
結果として、
「もう少し高い物件を選んだ方が総額は安かった」
というケースもあります。
古民家だから難しいというわけではありません
私は古民家を活用した宿泊施設のご相談も多く受けています。
「古民家は許可が取れませんか?」
という質問をいただくことがありますが、
そのようなことはありません。
一方で、
古民家には、
- 図面が残っていない
- 建物の状態を確認する必要がある
- 消防設備の検討が必要
など、
事前に確認すべき事項が多いのも事実です。
だからこそ、
契約前の調査が重要になります。
事前調査で確認していること
当事務所では、
物件契約前に、
次のような調査を行っています。
- 現地調査
- 用途地域などの確認
- 保健所との協議
- 建築関係の確認
- 消防関係の確認
- 必要な改修工事の整理
- 開業スケジュールの作成
単に「許可が取れるかどうか」を確認するだけではありません。
「開業までに何をすればよいか」
まで整理したうえでご提案しています。
不動産会社と行政書士では役割が違います
不動産会社は、
物件探しの専門家です。
行政書士は、
許認可の専門家です。
どちらも大切な存在ですが、
確認するポイントは異なります。
不動産会社から
「宿泊施設でも使えそうですね。」
と言われたとしても、
許認可上の確認が必要になるケースがあります。
そのため、
物件探しと並行して行政書士へ相談することをおすすめしています。
このような方は契約前にご相談ください
当事務所には、
次のような方から多くのご相談をいただいています。
- 古民家を購入しようと考えている
- 空き家を宿泊施設として活用したい
- 不動産会社から物件を紹介された
- この物件で旅館業ができるか知りたい
- 契約前にリスクを確認したい
どれか一つでも当てはまる方は、
契約前にご相談いただくことをおすすめします。
当事務所が大切にしていること
当事務所では、
「許可を取得すること」だけを目的にはしていません。
大切なのは、
「安心して開業し、長く営業を続けられること」
だと考えています。
そのため、
許可申請だけでなく、
物件選びの段階からサポートし、
できるだけリスクを減らしたうえで開業準備を進めていただきたいと思っています。
まとめ
旅館業許可では、
申請書を提出することよりも、
「どの物件を選ぶか」
が、その後の事業を大きく左右します。
契約後に問題が見つかれば、
時間も費用も大きな負担になります。
一方、
契約前であれば、
より多くの選択肢の中から最適な方法を検討できます。
だからこそ、
当事務所では、
「物件契約前のご相談」
をおすすめしています。
旅館業を成功させるための第一歩として、
まずはお気軽にご相談ください。
お問い合わせ
行政書士高見裕樹事務所
〒921-8145
石川県金沢市額谷3丁目2番地 和峰ビル1階北
TEL:076-203-9314
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旅館業許可(簡易宿所)の開業をご検討中の方、古民家や空き家の活用をお考えの方は、お気軽にお問い合わせください。
「この物件で旅館業許可は取得できるのか」という段階から、現地調査・保健所・建築・消防の確認まで一貫してサポートいたします。