~旅館業・風俗営業で本当に多い“契約後トラブル”とは~
「とりあえず契約しました」が一番危険です
~旅館業・風俗営業で本当に多い“契約後トラブル”とは~
「良い物件だったので、先に押さえました。」
これは本当によく聞きます。
特に最近は、
- 良い立地
- 駅近
- 居抜き
- 古民家
- 繁華街
などの物件は、
すぐ埋まります。
そのため、
「まず契約しないと他の人に取られる」
という気持ちになる。
これは非常によく分かります。
しかし、
旅館業・民泊・風俗営業では、
“契約した”
と
“営業できる”
は全く別問題です。
そして実際には、
契約後に、
「このままでは営業できません」
となるケースがあります。
しかも、
かなり多いです。
今回は、
なぜ「契約後トラブル」が起きるのか。
そして、
なぜ“契約前確認”がそこまで重要なのか。
実務ベースでお話します。
不動産屋さんは「許認可専門家」ではありません
まず重要なのがここです。
不動産会社から、
「前も飲食店でしたよ」
「前も宿でしたよ」
「たぶん大丈夫ですよ」
と言われるケースがあります。
もちろん、
悪意があるわけではありません。
しかし、
不動産仲介
と
許認可実務
は別です。
例えば、
- 旅館業
- 風俗営業
- 深夜酒類提供飲食店
- 特定遊興飲食店
などは、
かなり専門的な判断があります。
つまり、
“借りられる”
と
“営業できる”
は別なのです。
「前の店もやっていた」は安全保証ではありません
これは本当に多いです。
例えば、
- 前はバー
- 前はスナック
- 前は宿
だった。
そのため、
「今回も問題ないですよね?」
となる。
しかし実際には、
- 業態
- 営業方法
- 許可内容
- 内装
- 接客方法
が違えば、
当然判断も変わります。
さらに、
以前は問題にならなかった部分でも、
現在はより慎重に見られるケースがあります。
つまり、
“前がやっていた”
は、
安全保証ではありません。
用途地域で止まるケースは本当に多いです
風俗営業系で特に多いのが、
用途地域。
例えば、
- コンカフェ
- キャバクラ
- ガールズバー
- 特定遊興飲食店
など。
営業者としては、
「繁華街だから大丈夫だろう」
と思っている。
しかし実際には、
用途地域で営業できない
ケースがあります。
しかも怖いのは、
契約後に発覚すること。
すると、
- 家賃
- 内装費
- 保証金
などが動いています。
これはかなり苦しいです。
管理規約で止まるケースもあります
特に最近増えているのが、
マンション型案件。
例えば、
- 民泊
- 簡易宿所
- デリヘル事務所
など。
しかしここで問題になるのが、
管理規約。
営業者としては、
「賃貸だから自由に使える」
と思っている。
しかし実際には、
- 民泊禁止
- 事務所利用制限
- 不特定多数利用禁止
などが存在するケースがあります。
つまり、
大家OK
でも、
管理規約NG
ということがあります。
「工事すれば何とかなる」は危険です
これもかなり多いです。
もちろん、
工事で改善できる問題もあります。
しかし、
工事では解決できない問題
もあります。
例えば、
- 用途地域
- 管理規約
- 建物用途
- 条例
など。
つまり、
「お金をかければOK」
ではありません。
ここを勘違いすると、
かなり危険です。
契約後は“引き返しにくい”
ここが一番大きいです。
契約前なら、
「この物件はやめよう」
ができます。
しかし契約後は、
- 保証金
- 前家賃
- 仲介手数料
- 工事契約
などが動きます。
つまり、
心理的にも、
経済的にも、
引き返しにくい。
その結果、
「多少無理でも進めたい」
となる。
しかし、
そこでさらに問題が大きくなるケースがあります。
特に危険なのが「急いでいる案件」
実務でかなり多いです。
- オープン日が決まっている
- 投資家がいる
- 融資実行済み
- テナント募集済み
など。
この状態で、
「実は営業できません」
となると、
かなり厳しくなります。
そのため、
確認不足のまま進んでしまう。
しかし、
許認可は後から修正が難しいものもあります。
つまり、
“急いでいる案件ほど危険”
です。
実は「契約書」もかなり重要です
ここは意外と見落とされます。
例えば、
- 用途制限
- 原状回復
- 看板制限
- 深夜営業制限
など。
契約書に関係する条項が入っているケースがあります。
つまり、
許認可だけ見ればいい
ではありません。
契約内容そのものも重要です。
だからこそ当事務所では、
賃貸借契約書の確認
も含めて対応しています。
「もっと早く相談すればよかった」
これは本当に多いです。
特に、
- 契約後
- 工事後
- オープン準備後
の相談ではよくあります。
もちろん、
後からでも対応できるケースはあります。
しかし、
- 時間
- 費用
- 修正
はどうしても増えます。
逆に、
契約前であれば、
- どこが危険か
- 何を確認すべきか
- 本当に進めるべきか
かなり整理できます。
行政書士は「申請提出係」ではありません
ここはかなり重要です。
実際には、
許認可は、
物件選び
から始まっています。
つまり、
- 契約
- レイアウト
- 用途
- 運営方法
ここを整理しないと、
後で止まります。
逆に、
最初に方向性を整理できれば、
かなりリスクを減らせます。
最後に
旅館業・民泊・風俗営業では、
「契約したから何とかなる」
は非常に危険です。
特に最近は、
- 建築
- 消防
- 管理規約
- 用途地域
- 風営法
など、
確認事項がかなり増えています。
そして最も多い失敗が、
“契約後相談”
です。
だからこそ当事務所では、
「契約する前に、見せてください。」
というスタンスを大切にしています。
- 物件を検討中
- 契約前
- 工事前
の段階で、
一度確認されることをおすすめします。
行政書士高見裕樹事務所
〒921-8145
石川県金沢市額谷3丁目2番地 和峰ビル1階北
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